薪割り台の自然乾燥と重量の定点観測(終了)

薪割り台の写真

薪割り台はナラなど広葉樹の生木を輪切りにしたものですので非常に重いです。平均直径30cmのナラの薪割り台は高さが10cmほどでもずっしりと重く、高さ25cmの生木だと25kgほどになります。時間経過とともに水分が抜けて軽くなる過程をデータ化しようと思いました。

サンプルは鳥取支店の当社作業場から大阪事務所へ運んだものです。不定期ですがこのページで更新します。初回計量日を記録していなかったため日付は初回のみありません。各サイズは数個を計量した平均値を記しています。

当店にご注文いただく際の薪割り台の重量は表の最上段(3月)の値をご参考ください。

Φ30cm×高さ25cmΦ30cm×高さ15cmΦ30cm×高さ10cm
2025年3月某日24.8kg13.2kg9.7kg
2025年4月9日22.5kg12.7kg9.0kg
2025年5月12日20.0kg10.8kg7.9kg
2025年6月17日18.9kg9.9kg7.3kg
2025年7月14日18.2kg9.5kg7.0kg
2025年8月29日17.2kg8.9kg6.7kg
2025年9月30日16.7kg8.7kg6.5kg
2025年11月29日16.3kg8.6kg6.5kg
2025年12月20日16.2kg8.6kg6.5kg
2026年1月25日16.1kg8.6kg6.5kg
2026年2月20日16.0kg8.6kg6.5kg
2026年3月12日15.9kg8.5kg6.5kg

重量変化の特徴

薪割り台用に玉切りした時期から3-4カ月は重量減少が大きく進みます。特に高さ25cmの個体は絶対的に水の量が多いからでしょうか、他の高さの個体よりも減少が目立ちます。計測開始から6か月後の9月になると8月からの減少率がかなり緩やかになります。見た目の違いも8月と9月とではあまり変わらないように感じます。

高さ25cmの平均重量は1年間、少ないながらも重量の変化が見られますが、高さ10cmに至っては9月からはほとんど重量の変化はありませんでした。

1年間でおおよそ33-36%の水分が無くなったことになります。生木がいかに多くの水分を含んでいるかが分かっていただけるのではないでしょうか。

2026年3月までの計測で分かったことは、

・高さ25cmのものはおよそ1年間で15-16kg程度となる
・高さ15cmのものはおよそ7カ月で8.5kg程度になる
・高さ10cmのものはおよそ6カ月で6.5kg程度になる

見た目の変化

乾燥が進むと割れが出てきますので、割れる様子も記録します。高さ10cmの台は自然乾燥すると必ず割れるため、あらかじめチェンソーで切り込みを入れておきます。そうすれば切り込み部分が拡がることで他の箇所の割れが小さくなったりします。

6か月以上経過すると樹皮と樹幹の隙間が大きくなる個体が出てきます。これらはやがて樹皮が剥がれ落ちます。8カ月経った11月末では高さ25cmの切り株はその2か月前に比べて少し軽くなりましたが、15cm、10cmの高さの切り株は重量の変化量がほとんど見られなくなりました。高さ25cmと15cmの切り株は8カ月で35%、高さ10cmの切り株は33%軽くなりました。

切り込んでから2週間ほど経過
切り込み後半年以上経過
切り込みなし半年以上経過
5月16日 高さ25cmの個体
ひびが増えてきた
5月16日 高さ15cmの個体
1か所やや大きめのひび
5月16日 高さ10cmの個体
切り込みがやや広がってきた
6月17日 高さ25cmの個体
見た目はあまり変わらず
6月17日 高さ15cmの個体
見た目はあまり変わらず
6月17日 高さ10cmの個体
切り込みが少し広くなった
7月14日 高さ25cmの個体
全体のひびが少し広がった
7月14日 高さ15cmの個体
大きめのひびが広がった
7月14日 高さ10cmの個体
切り込みが更に広がってきた
8月29日 高さ25cmの個体
広がった割れ目と狭くなった割れ目が見られる
8月29日 高さ15cmの個体
大きめのひびが更に広がった
8月29日 高さ10cmの個体
切り込みが更に広がり、全体の形もほんの少し変形した
9月30日 高さ25cmの個体
8月と比べて見た目の変化が小さくわかりづらい。
9月30日 高さ15cmの個体
8月と比べて見た目の変化が小さくわかりづらい。
9月30日 高さ10cmの個体
8月と比べて見た目の変化が小さくわかりづらい。
12月22日 高さ25cmの個体
側面の割れが大きくなったが、天面の一部の割れが小さくなった。
12月22日高さ15cmの個体
割れは大きく変わらないが、樹皮の浮きがより目立ってきた。
12月22日 高さ10cmの個体
見た目の変化はほとんど無いが樹皮の浮きがより目立ってきた。

※2025年12月以降は見た目の変化はほほ無くなりました。樹皮の剥がれも計測した個体は顕著なものはありませんでしたが、転がしたり落としたりすると簡単に剥がれてしまいそうな個体もありました。

薪割り台の保管について

生木の場合は平置きせずに立てておくことをおすすめします。切り口から水分が多く抜けるため、平置きすると底面が蒸れてしまいすぐにカビが発生ます。平置きしていた場所を見ると濡れていますから、そのような状態の時期は立てて保管したほうが良いでしょう。

移動先でも使う場合は高さが低いものをおすすめします。
高さ25cmは非常に重く移動が大変ですので据え置き用とお考えください。

薪割り台のご注文は以下から承りますのでよろしくお願いいたします。
クラブ本店 薪割り台