ロッジの品質
2020/08/25
ロッジ商品によくみられる商品の気になる点を説明しておきます。ロッジ製品は歴史がありブランドも確立されていながら、比較的リーズナブルということでファンも多いのですが、だからといってピカピカでキズ一つない、精度が高いというわけではありません。実際に手に取って気になるだろうと思われる部分を以下にあげてみました。実用品ですので、割り切ってガシガシ使いましょう。
キズ、欠けの問題
ロッジ商品は一定の割合でキズや欠けが見受けられます。その部分がコーティング部分の色とは明らかに違うこともあります。これらは輸入や輸送でついたものとは考えにくいため、製造段階の最終工程あたりで入ったものであろうと思います。
正規輸入元の検品もパスしていることから、程度が著しく通常使用が困難な場合を除き、これらは良品として出荷しています。
シーズニング加工の問題
ロッジのダッチオーブンやスキレットはかつて「オリジナルフィニッシュ(シーズニング未処理)」と「ロジック(シーズニング処理済み)」の2種類から選ぶことができました。現在はシーズニング処理済みの「ロジック」のみ流通しています。
シーズニングのコーティング膜が固まりのようになっていたり、ムラ、剥がれなどが見受けられます。これは製品を吊り下げた状態で食油を高熱吹き付け処理をするために、油が垂れ落ちる過程で冷却し固まることが原因で、固まりやムラのあるところが輸送の振動や最初に使う際剥がれ落ちることがあります。これらは不良ではありません。
また、縁部分などに削り後のようなものが見受けられたり、わずかな欠けなどがある場合もございます。これらも使用に問題が無いため不良ではありません。
蓋のがたつき問題
蓋のがたつきはほとんどの個体で見受けられます。鋳鉄製品ではそこを求めると苦しくなるので、高い精度を追求するなら鋼板製の良いものを探すほうが良いでしょう。
ガタつきは調理の場面ではウォーターシール効果でうまくカバーできることが多いので気にする必要は無いと考えています。