台風と石窯キットについて
2018年9月4日、台風21号が薪クラブ大阪ショールームを直撃しました。14時頃をピークに街中のあらゆるものが恐ろしいスピードで飛ばされ、宙に舞っていました。大阪市内で最大風速は約50メートル。今まで経験の無い強風を各石窯キットは味わいました。
13時頃から次第に突風が吹くようになり、15時頃までは窓の側にいることが恐怖なくらいの風圧を断続的に浴びつづけました。本当に怖かったです。
まさか風でどうにかなるものでもないとタカをくくっていましたが、今回の台風は風が強すぎました。。
各石窯キットの状況です。
ボラフォルノ
煙突部分が風で落ちました。全体的にズレが生じたようですが、ゴムハンマーで修正ができるレベルでした。意外にもあの強風によく耐えたと思います。
ジョコフォルノ
気がつくと、天井の斜め部材と上段側壁が落ちていました。信じられない風のパワーです。製作者（石屋さん）も報告すると驚いていました。台風の直撃でジョコフォルノは今回初めて破損しました。ひょっとすると何か物体が飛んできて当たったかもしれません。上に載せている煙突部材はズレることもなく耐えました。
クロスドーム
これは仮組み状態でしたので参考になりませんが、ドームの後ろ側4分の１の部材が落下しました。また、入り口部材が前面に少しズレましたが、手で修正可能でした。ドーム部分はタイル貼りまで仕上げておくと落下はしなかったと思います。
ほとんどの方が経験したことのない強さの風を受けるという貴重な実験となりました。風速50m級の突風は人も車も飛ばされるような強さですから、この環境下でピザ窯を使う人はいないと思いますが、災害時は石窯に近寄らないことが賢明です。
